ギンゴケ Bryum argenteum Hedw.(ハリガネゴケ科、ハリガネゴケ属) 
 ☆:街中や郊外で、車の粉塵がたまるような場所に掌ほどの大きさのこんもりしたマットを作る。山の中など自然が豊かな所でも生育するが、まばらなことが多い。

中国道、真庭PAで. 2004/06/24
車止めの根元に何かあります。
近づいてみると・・・コケですね。
さらに近づくと・・・たくさんの胞子体が出てます。葉の一部が銀色です。さく(胞子のう)がぶら下がるように付いています。ギンゴケです。
「さく」の外皮(さく壁)は胞子が成熟すると、赤茶けてきます。上部の、胞子が入っている袋の部分から赤くなっています。胞子を紫外線から守るのかも(?) 「さく」の下部(頚部)、未成熟の「さく」では根元の緑が濃い部分、この表面に気孔があります。その内部は、高等植物の葉で見られる「海綿状組織」のような構造をしています。